魅力は言えなくても大分市の好きなら言える

「大分市の魅力は何ですか?」
こう聞かれて、すぐに答えられる方は多くないのではないでしょうか。住みやすいとは思っていても、いざ言葉にしようとすると詰まってしまいます。
ところが「大分市で好きな場所は?」と聞かれると、不思議と答えが出てくる。若者会議の発表会で、この違いに気付かされました。
1. 若者会議の発表会に初参加
先日、大分市の若者会議「ナニモノか。」の発表会に参加しました。16歳から29歳の高校生・大学生・社会人が、全5回に渡って議論を積み重ねてきました。
この日は4チームが、市への提言と自分たちで取り組む活動を発表。私は初参加でしたが、どのチームも聞き応えがあり、若い世代の熱量を間近で感じました。
2. 好きなら語れるという発見
中でも印象に残ったのが、大分市の魅力再発見をテーマにしたチームです。
メンバー自身、最初は大分市の魅力をはっきり答えられなかったそうです。大分市民意識調査を調べると、住み続けたい人は多い一方で、その理由に具体的な魅力は挙がっていなかったようです。
そこで問いを「好きな場所」に変えてみると、言葉が出てきました。府内城、五番街、大分川の河川敷、田ノ浦ビーチと、どれも思い出付き。チームはこれを日めくりカレンダーにまとめ、今後はワークショップや写真展で市民の好きを集める計画です。
魅力は語れなくても、好きなら語れる。
短い時間で多くの情報に触れる今の時代、この切り口は分かりやすく、共感も得やすいのではないでしょうか。
次は、この好きをどう広げるかを考えます。
3. 好きを広げるインスタのリール
僭越ながら、私から一つ提案をしました。
それは、インスタグラムのリール(短い動画)を使うこと。一番の理由は、好きなことは見た人が共感しやすく、コメントも付きやすいことです。
「あなたの大分市の好きな場所はどこですか?」とリールで問いかければ、コメントが集まり、再生回数も伸びていきます。
投稿した人は反応がもらえて嬉しく、見た人は大分市の新しい一面を知る。行政にとっては、多額の広告費をかけずに届く発信になります。これぞ三方良し。
市も公式インスタグラムを持っていますが、正直申し上げて拡散力に欠けます。ここは若者の感性を信じ、有り余る行動力を活用すべきです。市の発信と若者の企画をつなげば、それぞれが単独で取り組むより大きく広がるはずです。
4. 応援するからこそ必要な物差し
若者の挑戦を応援する取り組みは素晴らしいと思います。副市長からも、若者会議を来年も続けるという言葉がありました。
一方で、こうした取り組みの成果をどう評価するかは、とても難しい課題です。応援する側だからこそ、何をもって成果とするかを、若者と行政が一緒に考えておく必要があるのではないでしょうか。
例えば、好きの投稿がいくつ集まったか、どれだけの人に届いたか。数字で測れる形にしておけば、取り組みを続ける理由にもなります。
行政が自ら広告費をかけて発信するより、市民の好きが自然に広がる仕組みに予算を使う。そのほうが理にかなっています。大切なのは、限られた予算でどうすれば効果的な政策を実行できるかです。
この取り組みがどう育っていくか、議会の立場から見守り、必要な提案を続けていきます。
- 2026年10月18日、大分市の若者会議「ナニモノか。」の発表会で4チームが提案しました。
- あるチームは、大分市の魅力は語れなくても好きな場所なら語れることに気付きました。
- 市民の好きが自然に広がる仕組みに予算を使うほうが、効果的な発信ではないでしょうか。
この件は、市民の方からいただいたご相談や、現場での気づきが出発点でした。
「私の校区の問題も相談に乗ってほしい」
こういったご要望があればご連絡ください。すぐに解決できないこともありますが、記録して積み上げていきます。
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