皆さんは、外食先を選ぶ際にどのように検索していますか?多くの方が「食べログ」などの点数情報を参考にしているのではないでしょうか。しかし、点数だけを頼りに高級店を選んだものの、期待したほどの満足感が得られなかったという経験をお持ちの方も少なくないはずです。
今回は、食の専門家たちの対談動画を参考にしながら、点数に騙されずに名店を見抜くコツを整理します。さらに、私が18年間暮らす大分の食の魅力が秘める大きな可能性について紐解いていきます。
なぜ、食べログの点数だけでは名店を見抜けないのか
今の時代、スマホ1つで誰もが簡単に飲食店の情報にアクセスできます。それゆえに、ステルスマーケティングによる評価操作が蔓延し、純粋な口コミだけを見分けることが非常に困難になっています。
特に地方都市の小規模な店舗では、口コミの件数自体が少ない傾向にあります。アルゴリズムの都合で不当に低い点数にとどまっているケースが多々発生しています。実際には地元の常連客から高い評価を得ていても、システム上は名店として表示されない仕組みが存在するのです。
点数が高いからといって必ずしも自分の好みに合うわけではなく、逆に点数が低いからといって美味しくないとは限りません。高単価で豪華な食材を並べるだけの画一的なコース料理に疑問を持つ美食家が増えているという事実も、この現状を裏付けています。
点数に頼らない「本当にうまい店」を見つける3つの視点
では、膨大な情報の中からどのようにして自分好みの名店を探し当てればよいのでしょうか。動画内で紹介されていた、非常に実践的で納得できる3つの視点をご紹介します。
- 嫌いな店が一致するレビュアーを探す:総合点を見るのではなく、レビューの文章を読み込みます。自分が合わないと感じた店に対して、同じように辛口の評価をしている人を見つける手法です。その人が高く評価している店は、自分の味覚に合致する確率が極めて高くなります。
- 地元の人が日常的に発信する情報を追う:地方の隠れた名店は、グルメサイトよりも個人のSNSにリアルな情報が眠っています。現地の食通が日常的に通っているお店の投稿を参考にすることで、確度の高い情報を得られます。
- 店の店構えや雰囲気から直感で選ぶ:情報の波からあえて離れ、自分の足と直感を信じる方法です。店主のこだわりは、必ず店構えや空気感に表れます。レコードの「ジャケ買い」のように、自分の感性に響くお店に飛び込んでみるのも食の醍醐味です。
ミシュランが生んだ予約困難店の光と影
現在、SNSの影響力によって一部の店舗に人気が集中し、何ヶ月も先まで予約が取れない予約困難店が急増しています。職人の圧倒的な技術がそこにはありますが、同時に光と影の側面も浮き彫りになっています。
客席の少ない店舗が世界中の美食家から奪い合いになる構造は、ビジネスとしての広がりに限界をもたらしています。また、高い評価を獲得することで客層が変化し、地元の常連客が離れてしまうという現象も起きています。
さらに、予約枠を確保することが目的化し、肝心の料理を楽しむという純粋な体験が後回しにされているケースも少なくありません。私たちは今、有名店を予約できたというステータスにお金を払うのか、純粋な食の体験にお金を払うのか、改めて問われている気がします。
大分の飲食店が生き残るための独自性とは
私は関西の奈良県出身ですが、18年前に大分市に移り住んで以来、常に感じていることがあります。それは「大分は何を食べても本当に美味しい」という事実。東京などの大都市圏では、高い金額を払っても価格に見合わないと感じるお店が存在します。しかし大分では、どの店に入っても安くて美味しい料理が当たり前のように提供されます。
一方で、この恵まれた環境が、市民にとって当たり前になりすぎています。大分の食が持つ本来の価値やポテンシャルに気づいていないという現状は、非常にもったいないことです。
安くて美味しいという現状に甘んじることなく、大分の食を「わざわざ足を運ぶ価値のある体験」としてどう昇華させるかが、これからの大きな課題です。
出典元動画:【美食のプロが伝授】点数では見抜けない!?高級店よりハズさない本当にうまい店探しとは?【田中渓&柏原光太郎&ReHacQ】





