スーパーでよく見かける大葉。実は意外ですが、大分市が九州の主要な産地です。先日、その農園を視察しました。そこでは、人の手に代わり大葉を自動で選び、十枚ずつ束ねる最新機械が導入されていました。
これまでは熟練の職人が担ってきた作業です。しかし真夏のハウスは過酷で、長く続けるのは容易ではありません。全国的に人手不足が進む中、農業も例外ではなく、外国人実習生に頼らざるを得ないのが現状です。
そんな中で期待されているのがスマート機器です。効率的に作業を進め、人の負担を軽くすることで、経営を安定させることができます。大分市も導入を支援する補助制度を設けています。
DXの推進により人の手を助け、働きやすさが増し、農業が続けやすくなる。その結果、地域の食と私たちの暮らしが守られるのです。
私たちが当たり前のように野菜を手にできるのは、こうした工夫と努力のおかげです。農業を支える仕組みに関心を持つことが、生活を守る第一歩になると感じました。