現在、全国市議会フォーラムに参加しています。今年の会場は札幌市。学生以来の訪問で少し胸が高鳴りましたが、大分市に役立つ学びを得るため、気を引き締めて臨みました。
今回のテーマは「議員の成り手不足」全国の自治体が抱える深刻な課題です。
実は、人口が多い都市ほど報酬は高く、人口の少ない街ほど低い。そのため、そうした地域では立候補する人が減っているのが現実です。
「議員はボランティアでいいのでは」という声もありますが、地域の課題を解決するには、生活の基盤が安定していることが欠かせません。
特に30代・40代が不安なく挑戦できるようにするには、経済的・社会的不安を取り除くことが大切です。子育てや住宅ローンを抱える世代にとって、安心して関われる環境をつくることが、地域の未来を守ることにつながります。
こうした仕組みは、市民の暮らしとも無関係ではありません。議員のなり手が減れば、地域の声を届ける力も弱まります。逆に、多様な人が参加できる環境があれば、身近な課題が政治に届きやすくなります。
地域もお金も、どちらも大事。その両方を考えながら動ける人が増えることこそ、私たちのまちをより良くする近道だと思います。