先日、一足早い夏休みをいただき、奈良への帰省を兼ねて家族と関西万博に行ってきました。
予想はしていましたが、実際の混雑ぶりは想像以上で、小さな子連れの我が家にはかなり厳しい状況でした。
さらに、気温の高さと日差しの強さにも参りました…もう少し穏やかな時期だったら、家族みんなでもっと楽しめたかもしれません。
パビリオンの予約状況も厳しく、取れたとしても数時間後という状況では、子どもたちと一緒に過ごすには難しいと判断。そこで、予約の要らない各国の展示ブースを巡ることにしました。
実際に行ってみると、それらの国々の展示がとても興味深く、特に印象的だったのは、各国が観光のアピールとして豊かな自然や踊り、祭りなどの「体験型」の要素を前面に出していたことでした。
そこで感じたのは、日本の観光の打ち出し方との違いです。日本では、城や寺社、あるいは名産品といった「モノ」を中心に観光を語りがちですが、世界の視点では文化や生活、体験そのものに価値を見出しているようでした。
経済発展のためには、インバウンドの推進が欠かせません。大分市の観光振興を考える上でも、こうした視点の違いを理解し、取り入れる必要性を感じました。
とはいえ、暑さと人混みの中、家族が頑張ってくれたことには感謝しています。混雑は避けられないにしても、それを超える価値がある国際イベントです。
皆さんも、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。