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なおきの“ちょい気になる”大分市政vol.24 米価高騰のウラ側で起きていること

農水大臣の交代や備蓄米の放出など、連日ニュースは大騒ぎです。果たしてこの混乱、これで治まるのでしょうか?

私は少し懐疑的です。

というのも、お米の価格は20年以上にわたって下がり続けてきました。日本人の米離れが進み、食生活も多様化したことが一因です。

その一方で、ここ数年はインフレの影響で、肥料や農機具、さらには人件費まで右肩上がり。つまり、今回の米価高騰で、ようやく農家の方々は一息つけると聞きます。

この現実、どれだけの人が知っているでしょうか?

小さな規模で農業を続けている兼業農家にとっては、もはや採算が合わず、赤字続きというケースも少なくありません。これは厳しいようですが、経営という観点から見ると、個人商店と同じように限界を迎えつつあると言わざるを得ません。

では、どうすればよいのか?

やはり、どこかのタイミングで農地を集約し、効率の良い大規模経営へとシフトする必要があります。

けれど、今の法律では制約が多く、それがなかなかできない仕組みになっているのです。市としても、国の補助がなければ思い切った施策は打てません。

市議としてできることは限られています。ただ、多面的に情報を収集し、現場の声を行政や市民に届けることが、私の役割だと思っています。

お米は、ただの食料ではなく、地域の暮らしや文化そのもの。

何が問題で、どうすればいいのか? 
皆さんと一緒に考えていこうと思います

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