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なおきの“ちょい気になる”大分市政vol.19 いつか間違えそうな自分への戒めとして

今日は少し重たい話かもしれませんが、ぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。

先日、大分市議会の一人の議員が逮捕されました。

報道によると、大分市が発注する指名競争入札の予定価格を市の職員から聞き出し、それを業者に伝えてしまったという容疑がかけられています。

もちろん、詳細はこれから明らかになるでしょうし、私も報道以上のことは知りません。

でも、同じ選挙を戦った一人として、やはり心がざわつきます。正直に言えば、驚きと悲しさ、あと少しの怒りがあります。

さて、私は議員になって、まだ日が浅い新人です。そんな私が、議員という仕事に就いて気付いたことがあります。

それは、思っていた以上に、議員という立場が重いということ。

例えば、市の職員の皆さん。とても丁寧に、いや、正直に言えば過剰なくらい気を遣って接してくれます。

それもそのはず。議員は行政を監視する立場。だからこそ、どうしても緊張感のある関係になってしまうのでしょう。

地域の方々もそうです。来賓として呼ばれる場面が増え、敬意をもって接していただきます。

でも、ここで自分に言い聞かせなければならないことがあります。

それは、みなさんが敬意を示してくれているのは、吉川直樹という個人ではなく、大分市議会議員という肩書きに対してなのだということ。

肩書きがなくなれば普通のおじさん。せいぜいドラムが叩けるくらいです(笑)

だからこそ思うのです。権力というものは、知らず知らずのうちに人を変えてしまう可能性があるのだと。

自分はそうならないと決めても、日々の積み重ねで気が緩むこともあるでしょう。そんな時にこそ、ノーと言える勇気を持ち続けたい。

周りに媚びるでもなく、馴れ合うでもなく、けれども信頼と敬意に支えられた関係を築くこと。とても難しいことですが、それを政治家として生きていくことの基本として、これからも職務に向き合っていきます。

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