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なおきの“ちょい気になる”大分市政 vol.6 意外と知らない自治会の役割

みなさんは「自治会」と聞いて、どんな印象を持っていますか?

「よく知らない」「自分には関係ない」と思っている方も少なくないかもしれません。

そもそも自治会とは、地域に暮らす私たち自身が、自分たちの手で町を支えるために作った組織です。

大分市のような中核市では、行政だけで細かな地域課題に対応するのは難しいため、防災倉庫の設置や備蓄品の管理、地区の祭りや敬老会、餅つき大会など、自治会が地域をきめ細かく支えています。児童見守りパトロールや防犯カメラの設置もその一環です。

しかし最近は、若い世代の参加が減っています。

その理由の一つが「活動が見えにくいこと」だと思っています。回覧板で案内が回ってきても、忙しい生活のなかでじっくり目を通す時間はなかなか取れず、つい忘れてしまう。しかも回覧板は、一度回すと再送できないため、結果的に情報が埋もれてしまいます。

そこで、公式LINEが一つの解決策になるのではないでしょうか。LINEなら、行事案内をスピーディかつ簡単に配信できるだけでなく、1週間前にリマインドすることも可能です。さらに、行事の様子をYouTubeで配信すれば、実際の雰囲気が伝わり、「知らなかった」「よく分からなかった」という人も、次回から気軽に参加しやすくなるでしょう。

自治会は、単なる行事運営ではありません。防災、防犯、福祉と、地域の生活を支える重要な役割を果たしています。現役世代は、もっと関わりたい気持ちはあっても、時間的な制約が大きく、どうしても高齢の方々に頼らざるを得ない現実があります。

だからこそ、一定の世代交代(新陳代謝)が必要です。若い世代が新しい感覚を持ち込み、情報発信や運営に参加することで、地域に新たな気づきが生まれます。そして、直接顔を合わせる機会が自然に増え、若者と高齢者が一緒に支え合う、そんな新しい自治会の形が育まれていくと信じています。

自分たちの町は、自分たちで守る。

テクノロジーの力も借りながら、もっと身近で温かい地域づくりを、みんなで進めていきたいですね。

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