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なおきの“ちょい気になる”大分市政vol.1 ファミサポ、あと30分の人手がほしい

市役所の執行部と「ファミリーサポートセンター事業」について打ち合わせを行いました。

この制度、ご存じでしょうか?

「少しだけ子どもを預かってほしい」 
「保育園のお迎えに間に合わない」 
「ちょっと人手が足りない」

そんな時に、地域の方が手助けしてくれる仕組みです。市が仲介役となって、サポートしてくれる人と、サポートを必要とする家庭をマッチングしています。

もともとは、地域のボランティア精神を活かすという理念のもとに始まった制度です。無報酬ではあまりに負担が大きいということで、現在は1時間あたり600円の報酬が設定されています。

しかし、これではボランティア精神の強い方しか登録してくれないのが現状です。共働き世帯の中には、学童のお迎えに間に合わず、毎日綱渡りのような生活をしている家庭もあります。

民間のベビーシッターを毎日お願いするのは、費用の面で現実的ではありません。だからこそ、ほんの30分や1時間、地域で助け合える仕組みが必要です。

現在、大分市全体で登録者はおよそ150人。ニーズに対して決して十分とは言えません。

けれど、私は思います。潜在的に「少しなら手伝える」という人は、もっといるはずです。

たとえば、報酬を1,000円上げるとどうでしょう。公費で補助したとしても、年間の追加予算は200万円程度。もちろん小さな金額ではありませんが、大分市の全体予算から見ればごく一部。

それで、働きたい人が無理なく働けて、家庭も支えられる。そんな「助けて」と言える社会に一歩近づけるなら、私は前向きに検討すべきだと考えます。

人の手を借りることは、決して甘えではありません。みんなで支え合える仕組みを、丁寧に育てていきたいと思います。

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