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まずは「知ること」から

昨日4月12日、大分県バリアフリー住宅委員会の現地視察で、フェリーさんふらわあ別府港ターミナルを訪れました。

驚いたのは、その「見えない配慮」の多さです。

・車椅子専用駐車場と、あったかはーと駐車場 
一見似ていますが、車椅子用は、乗り降りするのにドアを全開にできる広さが確保されています。

・車椅子専用トイレ 
車椅子を使う方の中には、症状によって尿意を我慢できない方もいます。だからこそ、アクセスしやすく、すぐに利用できる環境が大切なのだと、はっとさせられました。

・男女共用トイレ 
性自認や身体的特徴が「男性」「女性」に当てはまらない方や、外見と性別が一致しない方にとって、トイレは時に心のハードルになります。こうした設備があることで、LGBTQの方々も安心して利用できる空間が提供されていました。

・ペット用シャワーや祈祷室など、 
身体的なことだけでなく、生活や文化・信仰にも寄り添う構造になっていることにも感動しました。

正直に言えば、私はこれまでこうした視点が足りていませんでした。恥ずかしい話ですが、まず知ることが大切だと、今回あらためて痛感しています。

気付くことで、やっと寄り添うスタートラインに立てる。

政治の役割の一つは、社会的に弱い立場の人々の声を拾い上げ、実現していくことだと思います。

行政との連携を深めながら、一歩ずつ、誰もが安心して暮らせる社会を目指していきたい。そんな気持ちを強くした視察でした。

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