BLOG

なおきの「思考の深掘り」vol.8 各党の主張を徹底解説「チームみらい」

1月27日に公示された第51回衆議院議員総選挙において、街頭演説から各党の政策を読み解きました。順次更新しますので、投票行動の参考としてください。
基本的立場
チームみらいは、今回の衆院選を「過去の調整」ではなく「未来への投資」を問う選挙だと位置づけている。
政党としての最上位目的は、「未来に対して希望が持てる国を作ること」であり、そのために今できることを先送りせず、技術と制度を使って実装する姿勢を強調する。
新党でありながら、1議席でも成果を出してきた実績を重視し、政治を「数」や「対立」ではなく、「仕組み」と「実行力」で動かすという世界観に立つ。
分断を煽らず、敵を作らず、現役世代と将来世代にとって合理的な選択を積み重ねることが、民主主義の信頼を回復すると考える立場である。
政治改革と透明性
政治不信の大きな原因は「政治とカネの不透明さ」にあると考える。
その解として、エンジニア集団を活かし、政治資金の流れを1円単位で可視化する仕組みを自ら開発・運用してきた。
1議席しかないにも関わらず、単なる理想論ではなく、ソフトウェアと制度設計によって「見える政治」を実装できることを証明した。
子育て・教育への重点投資
未来への最大の投資先は「子ども」であるという立場を明確にする。
その象徴的政策が、結党以来一貫して訴えてきた「子育て減税」である。
これは、子どもの人数に応じて親の所得税を定率で減税する仕組みであり、子どもを持つこと自体が将来社会への貢献であるという考え方に基づく。
給付ではなく税制を通じて支援することで、将来世代を担う家庭を継続的に支える発想である。
税と社会保障の優先順位
他党が軒並み掲げる消費税減税を、あえて主要政策として掲げない。
理由は、消費税が全世代・訪日外国人も含めて広く負担する税である一方、現役世代にとって最も重い負担は「社会保険料」だからである。
財政環境が厳しい中で「あれもこれも」はできない以上、まず下げるべきは現役世代の可処分所得を直接圧迫している社会保険料であり、そこに政策資源を集中させるべきだとする。
優先順位を明確にし、実行可能な範囲で確実に進める姿勢を強調する。
経済成長とテクノロジー実装
人口減少社会においては、再分配の議論だけでは限界があり、「経済のパイそのものをどう大きくするか」が不可欠だという認識を示す。
その鍵として、AI、ロボット、自動運転などのテクノロジーに「働いてもらう社会」への転換を掲げる。人手不足が深刻な分野では、人を増やすのではなく、技術を実装することで生産性を高めるべきだとする。
特に自動運転については、10年以内に全国どこでも移動できる社会を目標に掲げる。
ドライバー不足で公共交通が崩れている地方の現状を踏まえ、国の規制緩和や公共調達を通じて、自動運転バスなどを実装し、「移動できない日本」を立て直す構想を示す。
政治姿勢と民主主義観
分断を煽る政治手法を明確に否定する。敵を作り、相手を貶めることで支持を集めるやり方は、短期的には票になるかもしれないが、民主主義そのものを壊す。
参院選で「分断を煽らないと勝てない」という忠告を受けながらも、その姿勢を貫いて議席を獲得できた経験を、政治の可能性として提示する。
今後も、感情的対立ではなく、未来に必要なことを淡々と訴え続ける。
総括
チームみらいは、「未来世代のために、今できることを実装する政治」を一貫して示している。
消費税減税の是非や対立軸の設定よりも、社会保険料の負担軽減、子育てへの税制支援、テクノロジーによる生産性向上といった、長期的に国を支える仕組みに重点を置く。
また、分断を避け、1議席でも成果を出す実行力を重視する姿勢は、既存の多数派政治とは異なるアプローチである。
PAGE TOP