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なおきの“ちょい気になる”大分市政vol.56 お泊まり会が禁止?条例との付き合い方

子どもの成長の中で、友だち宅へのお泊まりは、何事にも変えられない思い出づくりのひとつです。

ところが先日「学校から、お泊まりをしてはいけないと言われた」と保護者の方から相談を受けました。もちろん両保護者の合意が前提です。気になって教育委員会に確認すると「青少年の健全な育成に関する条例」が理由とのことでした。

ただ、この条例をよく読むと、特別な事情や保護者の同意がある場合は必ずしも禁止ではない、と解釈できる部分があります。しかし現場では、一律に禁止と伝えられているのが実情のようです。

もちろん、子どもの安全を守るために一定のルールは必要です。夜間の外出や不適切な集まりを避けるために、学校や先生方が慎重になるのも理解できます。ただ一方で、家庭や地域で安心して行われるお泊まり会まで対象とするのはどうなのか、と感じる声が少なくありません。

また、このルールを決めているのは生徒指導研究会(主に指導教員で構成)だと聞きました。家庭生活に関わることなら、保護者や地域の意見を交えて話し合える場があってもいいのではないでしょうか。

子どもの成長を支えるためには、家庭・学校・地域が一緒になって考えることが大切です。今回の「お泊まり」についても、ただ賛否を決めるのではなく、どうすれば安全と楽しさを両立できるのか、みんなで話し合えるきっかけにできればと思います。

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