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なおきの“ちょい気になる”大分市政vol.32 民間の底力、長崎で見た1000億円の未来

昨日に続いて視察記をお届けします。

長崎で驚くような施設を見てきました。
その名も「長崎スタジアムシティ」

実はこの施設、なんと1000億円もの民間資金でつくられたんです。これは、大分市の年間予算の約半分に相当する金額。凄いと思いませんか?

しかも出資したのは、あのテレビショッピングでおなじみのジャパネットたかた。行政ではなく、民間企業が資金を出してここまでの街づくりをしている。そのスケールに圧倒されました。

私たちが訪れたのは、スタジアムだけではありません。施設内にはホテルと連携したレストランやスーパーがあり、支払いは全てキャッシュレス。観戦を楽しんだあとに買い物や食事もできる。つまり、行けば一日中楽しめる場所になっています。

対照的だったのは、前日に視察した佐賀アリーナ。こちらは県が建て、運営は民間に任せる仕組み。いわば、官が形をつくり、民が動かすスタイルです。

この2つを比べて気づいたのは、民間の自由度の高さ。ジャパネットは、儲かる仕組みを最初から計算して設計していました。だからこそ、投資も回収も見込める。そして地域に賑わいが生まれる。

もちろん、大分市で同じことをやるのは簡単ではありません。でも、民間の力をどう活かすかを考える上で、今回の視察はとても勉強になりました。行政だけでは手が届かない分野でも、民間と手を組めば可能性が広がる。そんな実例を、長崎で見せてもらった気がします。

これからのまちづくりに活かしていきたい。そう思わせてくれる視察でした。

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