現在、大分市議会の第2回定例会が開かれています。今回の議会では、補正予算と条例の改正が大きなポイントです。
そもそも、補正予算って何かご存知でしょうか?たまにニュースで聞く言葉かもしれませんが、実はとても大事な話です。
行政、つまり市役所は、勝手にお金を使えるわけではありません。年度のはじめ、3月の議会で「今年1年でこういう事業をやります」と予算が決められます。
でも、1年もあると予想外のことが起きます。そうした想定外に対応するための追加予算、それが補正予算です。
今回、大分市では官製談合が発覚し、一部の業務を新しい業者に委託し直す必要が出てきました。そのための費用が、補正予算として議会で審議されます。こうして、私たち議員は、その支出が適正かどうか、しっかりチェックしています。
もう一つの議題が、条例の改正です。
具体的には、市が運営する体育館や公民館、スポーツ施設などの利用料の見直しが行われようとしています。
これは、物価上昇や他の自治体とのバランスを踏まえた見直しであり、条例改正という正式な手続きを経る必要があります。
全体的には値上がり傾向ですが、中には値下がりする施設も。特に、子ども料金の新設など、家計への配慮も見られます。
ただし、同時に「減額の基準」も見直されるため、これはまた改めて詳しくお伝えします。
こうした議会の場に立ち会い、議員として活動していると、やはり「見える化」の重要性を強く感じます。
市民の皆さんに、議会で何が話され、どう決まっているのかをもっとわかりやすく伝えていくこと。それが、政治の閉じた世界を変えていく一歩だと信じています。